(旧)働き蜂たちの独り言
植栽のお手入れ6
2010年8月27日
エクステリア&外構専門店のBee’s Garden西岡です。
実際に枝を切る場合の注意点をいくつか上げてみました。
①細い枝を剪定する場合
細い枝には後に葉や花になる芽が付いているので、これらを確認しながら剪定します。
枝の先にある芽を「頂芽」、葉の付け根にある芽を「側芽」と呼び、「側芽」は木の中心を向いている芽を「内芽」、外を向いている芽を「外芽」と呼びます。
「側芽」の剪定の仕方によって将来枝の伸びる方向をコントロールできまして、 「内芽」を残して剪定すると枝は上を向いて伸長し、「外芽」を残すと横に向かって伸長します。
従って一般的には「外芽」を残せばきれいな樹形を作れます。
②太い枝を剪定する場合
太い枝を一回で切ろうとすると、枝の自重で切った枝が垂れ下がって樹皮がめくれて木が傷んでしまいます。
この場合はあらかじめ枝の下側に引き目を入れておいて枝の先端に近いほうから数回に分けてのこぎりで切り、最後に予定位置で切り落とします。
③花を楽しむ木の場合
枝に付く芽は、枝や葉になる「葉芽」・花になる「花芽」・枝葉花のすべてになる「混合花芽」に分類され花芽がつくられる事を「花芽分化」と言います。
花を楽しむ木は、この「花芽」のできる位置と「花芽分化」の時期をよく確認して剪定しないと花が咲きません。樹種ごとに時期が違いますので、難しいところです。